就職活動が漸く一段落付きそうな水城です。ごきげんよう。
今日は久々の「スタァライト」一挙放送ということで、QKタイムにちょくちょく書いています。
さて、今回のお話は今そこそこ話題になっている、かな？ 新型コロナウイルスのワクチンについてです。私はこのサイトの名称からわかるように薬剤師として現在勤務中です。今回は薬局薬剤師（薬局勤務者）が医療従事者に含まれてワクチン先行接種対象となり、私も先日二回目の接種を終えているので、打った時のことや副反応について話そうと思います。
※今回接種したワクチンはファイザー製のものです。それを念頭に読んでください。
1.筋注ということで
正直皮下注じゃないと聞いてすっごい嫌でした。私は注射が大嫌いなので、本当に断れるなら断りたいと思っていたのですが、日本人らしく同調圧力に負けてちゃんと接種することに。
で、実際打ってみると、これが何と全く痛くありませんでした。技術の進歩ってすごいですね。何ならインフルエンザのものより痛くなかったかもしれない。刺す時はもちろんなのですが、薬を入れる時も殆ど痛みなし。もちろん接種担当者の技量にも左右されるでしょうが、二回とも痛みは殆ど感じませんでした。
2.副反応：急性の全身症状・アナフィラキシーなど
私の周りではいませんでした。私の接種してもらった会場ではそういった症状に対応できるよう接種後15分は待機することになるのですが、そこで何かあった感じは一切ありませんでしたね。もちろん同薬局に勤める方々もそのようなことはありませんでした。
3.副反応：疼痛など頻度の高い物
注射部位の局所の疼痛。これは色々読むと初回で50%くらいっぽい？ 感じなのですが、うちのスタッフは全員ありました。しかもこれが中々に強い痛みで、このワクチン接種部位は肩のあたりなのですが、そこを中心に痛みます。注射翌日などは腕を上げるのが辛いくらい痛むので、接種は必ず利き手を避けましょう。これは3-4日くらい続きますが、二日後三日後と劇的に減っていきます。本当に一時的なものですね。
同様に多いのが発熱・倦怠感です。これは特に二回目の接種時の発現頻度が高く、特に女性に多いようです（うちのスタッフは女性陣は全員発熱）。私の場合熱はなかったですが倦怠感が非常に強く、接種翌日の勤務はそこそこ辛かったです。しかしこれも一日くらいでさくっと改善しました。
4.対策
アナフィラキシーがない前提として、アセトアミノフェン（カロナール等）の投与が比較的有効に感じました。熱も問題なく下がるし、痛みもそこそこ抑えてくれます。私の場合初回接種時は何も内服せず、二回目だけあまりの倦怠感に（そんな効能はないけど頭痛もあったため）服用して、そのせいか二回目の方が局所の疼痛が少なかったです。市販品でも処方品でもいいので、予め入手しておくといいかも。NSAIDs（ロキソニンやイブなど）でも特に問題はないと思うのですが、うちの場合、理由のない何となくでカロナールが配られましたね。
とまぁ大雑把にですがこんな感じでした。簡単にまとめると、
・注射そのものは痛くない
・疼痛はほぼほぼある
・二回目は翌日がちょっと辛い
です。
これから皆さんもどんどん接種していくことになるので、事前の心構えの参考にでもなれば幸いです。
それではノ
